予定帝王切開でしたが、朝からバタバタ、あっという間に1日が過ぎました。
多胎妊娠で予定帝王切開だったため、36週6日のときに出産日となりました。個室で入院していたので、主人も泊まりこんでいました。朝から病院の様子や外の景色などビデオに収め、赤ちゃんが大きくなったら見せるんだと張り切っていました。前日の夜から絶食でしたが、点滴のためお腹はすいていませんでした。
早産予防のためずっと管理入院下でシャワー禁止となっていて、10日ほどシャワーに入っていなかったのですが、当日の朝にシャワーを解禁してもらえたので、朝から念入りにシャワーを済ませ、手術服に着替え、手術部位の剃毛や血圧測定、胎動モニタリング、その後もう一度診察で胎児の位置確認などがあり、手術の時間は13:30からとなっていましたが、朝から何かとバタバタしていました。お昼ごはんの時間ももちろん絶食です。
手術室まで歩くか車椅子でいくか選べましたが、歩くがしんどかったので車椅子にしました。手術室の手前まで主人が付き添いできました。手術室の中にはいると手術台の上に仰向けに寝かされましたが、お腹が重くて息苦しくなるので横向きにしてもらいました。その後、背中にボールペンの先で印をいれられたのかチクッとしました。麻酔の針だとおもってびくっとしましたが、「まだ違いますよ」と言われました。手術の前に、血圧モニタリングの装置やお腹のところにカバーをかけられたり、心音モニタリングの装置をつけられました。麻酔は下半身麻酔で、意識はずっとあったので、お腹の感触がなくなったかどうか、肩の感触はあるかどうか、を確認されたあと、「今から胎児を取り出します」と、手術が始まりました。入室してから1時間後くらいでした。手術の間、この病院ではスタッフがビデオを撮ってくれるということで、お願いしていました。自分の目の位置からはお腹が開いているところまでは見えませんでしたが、取り出された瞬間、すぐに見えました。鳥のような鳴き声で元気に生まれてきたときは感動しました。双子だったので、もう一人お腹の中にいましたが、医師がお腹の上から少し押し出すようにぼこぼこと動かしていたのは感じました。1分後、もう一人も元気に生まれました。取り出す作業をそんなに時間がかかりませんでした。その後お腹を閉じる手術のほうが時間がかかりました。そのあいだ助産師さんは赤ちゃんを洗って、母親ともういちどちょっとだけ手をさわったりほっぺたにキスをさせてくれたりしました。赤ちゃんは先に新生児室
へ連れていかれました。術後はマグロ状態で、手術台から看護ベッドにうつされる時もスタッフに「せーの」でうつされ、眠気と疲れとでぐったりしていました。夕方から次の日まではずっと寝て、次の朝を迎えました。
出産プランなど希望があればきいてくれる病院もあると思うので、イメージを具体的に書き出しておくのもいいと思います。出産当日はばたばたして後から思い出せいことも多いので、記録に残しておくとあとから思い違いなどもなくていいかもしれません!