出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

初産だけどスピード出産

予定日の9日前、朝7時55分。旦那さんを玄関先で「行ってらっしゃ〜い」と送り出した直後、チョロチョロ?ジャジャジャ!と。慌ててトイレに駆け込みましたが、自分ではどうにも止めることが出来ず、「破水だ」と確信しました。パッドを当て、破水が落ち着いたところで、産婦人科に電話。「破水したみたいで」と言うと「入院の準備をしてすぐに来てください」と。予定日の1ヶ月前には、何かあったらすぐに行かれるよう、荷物はまとめてあったので、玄関に運び、タクシーを呼びました。

タクシーの運転手さんが女性で、破水したみたいでと伝えると、荷物を全て運んでくれ、車内でも「大丈夫ですよ」と、ずっと気遣ってくださったのが心強かったです。病院についてすぐに診察。「うん。破水だね。陣痛促進剤使おうか。でも、今日は出てこないかな?」と言う先生の診察を終え、まずは大部屋へ移動。陣痛促進剤の準備中に、旦那さんへ破水〜入院とメールを、家族へもメールをしました。陣痛促進剤をし出したのが、10時頃。10時10分頃に旦那さんが会社を抜けて来てくれて、一通り説明。「出産、明日かも」なんて話もしました。説明を聞いた旦那さんは「お昼くらいにまた来るね」と、一旦会社へ戻りました。その直後、10時30分くらいからお腹の張りが強くなってきて。大部屋だからと、必死に声をこらえて耐えていると、助産師さんが「個室、用意できたよ〜」と、個室へ移動。移動した途端に、声がこらえれなくなって、陣痛が来る度に「う〜っ!」と声が出てしまうようになりました。まだ、陣痛の間隔は短くはなく、休んでは、キタキタキタキターッ!と、陣痛が来るのを楽しむ余裕もありました。ですが、12時には、そんな余裕は全くなくなり、ひたすら「あぁぁー!」と叫びながら、陣痛をどうにかやり過ごす状態に。助産師さんから「旦那さんは?」と聞かれ、そんな状態で旦那さんに電話をしたものの、喋れるはずもなく「あぁぁー!分娩室行きますからぁ!」と叫び、旦那さんはそれで急がなきゃ!と言うのが良く分かったと、後から行っていました。12時15分に分娩室に入り、少し遅れて旦那さんも到着。立会出産だったため、旦那さんはずっと左側に立っていてくれました。

分娩室に行くために車椅子に乗るのも、分娩台に上がるのも、陣痛の合間合間を見計らってでした。そしてついに陣痛に合わせてのイキミスタート。助産師さんに、イキミのタイミングや力を入れる方向等を教えてもらうもなかなか出来ず。ですが、「今のうまかったよ!」と褒められ、苦しいながらもだんだんと感覚を掴みました。イキミを30分もしていると、いつになったら終わるんだ!と思いから、「あぁぁー!まだ?まだ?」と助産師さんに聞いたり、「後、少しだよ」と言われると「少しってどのくらい?」と叫んだりもしてしまいました。

1時間、凄まじい陣痛と叫びとイキミを続けたところで、先生が登場し、「吸引しまーす」と吸引分娩に。私は全く聞こえなかったのですが、旦那さんは「しっかり聞こえた」との事でした。なんだか色んな人の声が聞こえるような、自分の叫び声しか聞こえないような中、パチン!パチン!と、皮膚を切られたような感覚が。「えっ?切った?」と思ったのもつかの間、助産師さんが、「ゴメンね。お腹押すよ〜」と、私のお腹をグイグイ押し始めて。「あぁぁー!」と叫びながらイキんだ瞬間、「あっ!出る!」と、ツルン?ニュルン?と言う感覚があり。「はいー。おめでとうございま〜す。男の子でーす」と、息子は誕生しました。そのすぐ後に大きな泣き声が聞こえて、「あぁ。良かった〜。泣いた〜。」と口に出していました。「はい。どうぞ。」と見せてもらった我が子は、お鼻をピクピクさせていて、旦那さんと笑ってしまいました。

私と旦那さんは分娩室に残り、「はぁ!産まれたねぇ」なんて余韻に浸っていたのですが、その間に、私は切られたお股を麻酔なしで縫われていたのですが、麻痺していて痛みは感じず「あれ?もしかして縫ってる?」と言う感じでした。

30分程、分娩台で休み、個室へ移動。お股が痛いので、横になっていることしか出来ませんが、家族や友達に出産後1時間以内には連絡のメールをしていました。破水から出産まで5時間45分と、スピード出産でした。

後輩ママへのアドバイス

妊娠中は、出産に対しての不安がたくさんあると思います。出産中は、大変ですし、痛みもあります。でも、産まれた瞬間には喜びでいっぱいです。怖がることは何もないです!

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