出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

壮絶な出産だったけれども…

陣痛がなかなかこなかったので、42週目に入院しました。夕方にバルーンを挿入され、異物感があるなか、5~6分間隔でじんわりとした痛みの波がきて、その夜は病院のベッドの上でうとうとしながら痛みに起こされるという繰り返しでした。
翌日の朝、痛みが段々強くなり、子宮口は4~5cmまで開いていたのでバルーンは自然と抜けました。その後、陣痛促進剤を打ち、やがて呼吸するのが辛くなる程の痛みになってきました。おでこに手を当て深呼吸をしつつ必死に耐えましたが、酸素マスクをつけられました。
そんな中、主人がやって来て腰や背中をさすってくれて心強かったです。けれども時間が経つにつれ、「陣痛がくる度に赤ちゃんの心拍が下がるから帝王切開に切り替えてもいいですか」と助産師から尋ねられました。
お腹を切るのは嫌だったけれど、赤ちゃんの命を救いたい一心ですぐに手術の同意書にサインをし、全裸になり台の上へ。麻酔で下半身の感覚はなくなりましたが、意識はあるので医師の「メス」の言葉が怖くてたまらなかったです。
なんとなく切られているのが分かり、最後にお腹を押され「うっ」と声が漏れた瞬間、赤ちゃんが出てきました。少しすると泣き声が聞こえ、無事に生まれたんだなと安心したら目から涙が溢れました。
お腹を縫われ、バチバチと医療用のホチキスで止められたあと、赤ちゃんを肩にのせてもらいました。あのときの体温の温かさを未だに忘れられずにいます。
出産は始めから終わりまで痛くて壮絶でしたが、それ以上に無事に生めた、赤ちゃんに会えたという幸せな気持ちでいっぱいでした。

後輩ママへのアドバイス

出産の仕方は十人十色。本当にその人によって違います。あくまでもこれは私の体験談ですので、こんなこともあるんだ…程度にご覧いただければ幸いです。

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