夜中の破水から始まった出産

深夜０時過ぎ、日課のお灸を終え、さあ寝ようかな、と体勢を変えようとした時、何かが流れ出てくるのを感じました。慌ててトイレにかけこむと、もう下着はビショビショで、どんどん水が流れ出てきます。疑う余地もなく破水だ！と思い、たまたま友人からもらっていた破水時用のパッドを当てて、腰にバスタオルを巻き、産院に連絡し、寝ている子供たちを車に乗せ、主人の運転で産院に向かいました。破水していることを伝えていたので、病院の受付の方が玄関前で車いすを用意して待っていてくれました。すぐにLDRに入り、破水確定の診断をされました。この時点では、まだ陣痛が来ておらず、助産師さんや主人と雑談する余裕がありました。ただ、足はずっとがくがく震えていて、なかなか止まりませんでした。子供達は、産まれそうになるまでソファで寝せておくことに。その後もなかなか陣痛が来ず、内診しても子宮口は３～４センチの開きから進みません。主人とおしゃべりをしたり、水分を取ったりしながら過ごしました。破水から４時間後、やっと陣痛のような痛みが始まりました。ここからのお産の進みは早く、どんどん痛みが強くなります。初めて立ち会いする主人は、とても戸惑っているようでしたが、助産師さんが腰の押し方を教えてくれたので、痛みが来るたびに押してもらいました。これは本当に助かりました。
陣痛開始から３時間半後、いよいよ赤ちゃんの頭が見えてきました。子供達も目が覚めて、心配そうな顔で、がんばれ！と応援をしてくれました。子供たちの応援が、何よりの力になったように思います。最後の力を振り絞り、何度かいきみますが、なかなか出てきません。会陰の伸びがいまいちだから、裂ける前に切っちゃいますね！と先生。切開して２度目のいきみで、元気な女の子がつるーんと出てきてくれました。色んな感情が入り交じっていましたが、無事に出産終わったぞ！という達成感を一番強く感じました。