出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

今だから笑える“出産” ~陣痛から分娩まで~

出産予定日まで2週間となったその日。
いつものように起床した時、身体のほてりを感じ、倦怠感もかなりあります。検温してみると、38.7度ありました。寒空の中、ウォーキング頑張りすぎたからかしら、買い物で人混みの中に出かけたかしら・・原因を思い出すべく、頭の中が焦りでグルグルグルグル。薬も飲めないですし、とりあえず、もう安静しとこう、とその日一日はずっと横になっていました。そのお陰か、夕方には熱はあるものの、体調も幾分か回復し、起き上がれるようにもなって食欲も出てきました。
とその時、パチンッ!と、お腹の上部の方で風船が割れるような感覚がありました。と同時に、チョロチョロチョロと、尿が漏れてきたのです。慌ててトイレに駆け込みましたが、10分ほどすると止まりました。下腹部のズーンといった鈍痛も始まりました。体験して初めて分かった事なのですが、これが「高位破水」だったんですね。私自身、予定日までまだあと2週間もあるし、まさか破水とは思わず、尿漏れかなとも思ったのですが、念のため病院に電話したところ、「発熱もあることだし、心配なので検査入院しましょう」という事で、急遽入院となりました。子宮口は全く開いていませんでした。しばらく続いていた鈍痛も気付けばなくなっていました。
初産という事もあり、顔も不安一色だったのでしょうか、看護スタッフが何度も部屋に来て、たわいのない会話をすることで、気分を和らげてくれました。体調も落ち着いたことだし、翌日退院、という運びとなりました。
その時点では、誰1人、まさかもうすぐそこに”出産”が待ち構えていたとは夢にも思いませんでした。
病院という安心感もあったのでしょうか、私も先日まで発熱で睡眠不足気味だったので、すぐに眠りに落ちました。
それが・・夜中の12時半頃に突然、腰を殴られたかのような激痛に襲われたのです。それから4時間、その痛みとたった一人で戦い、破水、出産となりました。破水した時点でナースコールしたのですが、もう頭が見えていたそうです。その時の看護スタッフの驚きの顔、忘れられません。
私自身、陣痛に耐えるので無我夢中だったので家族には子宮全開、分娩室に行く時点で連絡しました。
誰一人、未明の電話、なかなか出てくれませんでした。
夢の出来事かと思ったそうです。
わが子をこの胸に抱いた時、家族に抱いてもらった時、思わず、「来てくれてありがとう」と涙が止まりませんでした。

後輩ママへのアドバイス

待ちに待った出産。いったいどのように始まるのでしょうか。これはもうどんなドラマがあるか、本当に人それぞれです。不安一杯だと思いますが、赤ちゃんに会えるのが一番の楽しみですよね。その楽しみを胸に、リラックスして臨月を過ごして欲しいと思います。きっとステキなドラマが始まりますよ。

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