出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

出産当日の出来事と感じたこと

37週に入ったその日に陣痛が来ました。1月で里帰りしていた実家は雪が積もるような地域です。午前中はいつも通り過ごしていましたが昼の12時過ぎに激しい痛みに襲われ15分、10分、5分とその感覚も短くなっていきました。15時ごろには嘔吐を2回もし、17時には大量の出血、前日に前駆陣痛と本陣痛を間違え救急外来に行ったという事もありこれがおしるしであるという事もわからないぐらい痛さで何も考えられず病院になかなかいかずにいたのです。下半身が抜けてしまいそうな痛みと子宮が圧迫される違和感を感じながらも21時まで我慢を続けていましたが、陣痛の感覚が3分、2分とどんどん短くなっていき痛みも限界を迎えやっと病院に電話していくことにしました。病院の先生からは後々この時の電話の声で生まれると確信したと言われるほどすごい迫力だったようです。市内に産婦人科はなく凍っている雪道を慎重に走り一時間ほどかかるところに病院があり、この一時間の焦りと痛みと赤ちゃんが生まれそうなのがわかる感覚の恐怖は一生忘れられません。今にも出て着そうで子宮を必死で抑え車から降りて病院についたのが22時。それからすぐ分娩室へいきすぐに出産へとりかかりました。子宮口も9センチでよく間に合ったねと先生にも言われ間に合ったのは赤ちゃんの頭の方向のおかげだったようです。数回いきんで頭がのぞき会陰切開してうつぶせで出てこられない赤ちゃんを吸引分娩で引っ張り出してくれました。低体重で軽かったため吸引の器具を頭につけたらすぐにポンっと飛ぶように出てきたのを先生がキャッチしていてとてもびっくりしたことを覚えています。生まれた瞬間これまでのドタバタや焦りや痛みもすべて忘れてこんなに可愛い小さな天使が私のお腹にいたのかという驚き、喜び幸福感でいっぱいになりました。

後輩ママへのアドバイス

初めての出産はどうなることか想像しにくいものです。シミュレーションしていてもその通りになるとは限らないし予期せぬことが起こることもあります。私ももうすぐ生まれると分かっていて気持ちの整理はできていたつもりだったのに当日はパニックになりこれまで思っていたことも痛さで何もかも忘れました。私の経験から陣痛に感じたら家でずっと我慢するよりも感覚が短いと判断したらすぐに病院へ行き先生にすべてを任せ生むことに全神経を集中させること。気付いた時には目の前に待ちわびた最高に可愛いわが子がいるんです。

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